VDFってなに?
私たちが国内で消費する食用油は、1年間でおよそ200万トンと言われています。
そして、廃棄される廃食油は、年間約40万トン。
そのうち飲食店や食品関係企業から出される約20万トンの廃食油は、回収された後、飼料、石鹸、塗料などに再生されている一方で、一般家庭から出される残り約20万トンの廃食油の多くは、生活排水として河川に流され、環境破壊の要因ともなっています。
また、使用済み食用油を「固める」あるいは「紙に含ませて捨てる」といった行為は、新たな“ゴミ”を生み出します。
“ゴミ”は行き場を間違えた資源です。
廃食油はTOKYO油田2017で資源に生まれ変わります。
1993年、私たち染谷商店の独自の研究により、世界で初めて、廃食油(植物油)をディーゼル燃料化するという『VDF(ベジタブル・ディーゼル・フューエル)』の開発に成功しました。
100リットルの廃食油から95リットルのVDFができます。
しかも、大気汚染の原因となる硫黄酸化物はゼロ。
呼吸器官障害の原因といわれる黒煙は軽油の半分以下。
地球に優しいクリーンなエネルギーです。
日本の約40万トンもの廃食油すべてをVDFに精製すれば、約40万台ものディーゼル車を走らせることができるのです。
現在VDFは、エコツアーのバスや野外イベントの発電機などさまざまな所で活用されています。※天ぷら油で走るバスツアー


地球の温度は、太陽光の入射エネルギーと地球から放射され宇宙に出ていく熱のバランスで決まります。地表が太陽光による加熱以上に温められることを「温室効果」といい、大気中で赤外線を吸収する気体が「温室効果ガス」です。この温室効果ガスがなければ、地球の気温は-18℃になると言われています。
しかし近年は、人間活動による急激なCO2などの温室効果ガス濃度の増加に伴い、地球の温暖化が年々進行しています。
植物油を原料としたディーゼル燃料は、一般的にバイオ・ディーゼル・フューエルと呼ばれ、次世代を担うクリーンエネルギーとして世界中で注目されていいます。
ヨーロッパではバイオ・ディーゼル・フューエルの統一規格が設定されており、フランスでは年間30〜35万トンのバイオ燃料を生産し、バイオ・ディーゼル・フューエルを5%混ぜた 軽油がスタンドで販売されています。一方ドイツでは、栽培されている菜の花の1/3は「エ ネルギー作物」で、年間15〜20万トンを生産。バイオ・ディーゼル・フューエル専用のエ ンジンが開発され、国内に400ヶ所のバイオ・ディーゼル・フューエル専用のスタンドが設 置されています。
また、アメリカ・ミズーリ州ランパード・セントルイス空港では、200台のバスをバイオ・ディーゼル・フューエルで運行。さらに大気汚染防止法により、燃料の20%は植物性燃料を 使用することが義務付けられています。
世界の情勢から見ると、日本のバイオ燃料の位置づけはまだまだ立ち遅れていますが、近い将来JIS規格化が予定されています。
※VDF、BDFは染谷商店の商標登録です。

