油田新聞_2015.01.27
積み重ね
日本に来てもうすぐ7年が経とうとしています。
今思うとあっという間に時間が経ちました。
最初は日本語もまともに話せませんでした。
振り返ってみると間違った日本語もたくさん使いました。
ある日の事ですが、アルバイト先でお客さんからオーダーを取るとき、聞き取りを間違ってしまい恥ずかしい思いをしたことがあります。
お客さん:春巻き一つください
私:腹巻き一つですね(腹巻きの単語は知らない)。
お客さん:違う違う!春巻きだよ!
私:すみません。は~る~ま~き~!ですね
お客さん:そうそう。腹巻き持ってくると困るからね(笑)
この出来事以外にもいろいろあります。
水着(みずぎ)の漢字を「すいちゃく」で読んだり、ケーキ屋さんの不二家(ふじや)を「ふにか」で読んだり、定期貯金を「ケーキ貯金」と間違って読んだりしました。
しかも堂々とした態度でその間違った日本語を他の外国人の友達に教えたこともあります。
その時は自分の日本語能力がハイレベルだと妄想までしました。
(その妄想はすぐふにゃふにゃになりましたが・・・)
後で彼女(今の妻)から間違った日本語を指摘され驚愕。まさに大恥でしたね。
手前味噌の話になりますが、今思えば自分の日本語能力は、たくさんの間違いを重ね、その間違いを一つ一つ修正してきたからこそ今の日本語能力があると思います。
今は新聞、本も問題なく読めます。
ただ、まだ知らない単語や表現、漢字等がたくさんあり、今も勉強を続けています。
2年後3年後は、より洗練された日本語を使える自分を想像しながら・・・・
(A.F.)