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油田新聞_2016.03.15

イースト菌 いきなりですが、パン作りの話です。 最近は、家庭でも簡単に作れる機械が普及して、焼き立てのパンが楽しめるようになりました。 でも、手ごねのパン作りは楽しいものです。 材料は、いたってシンプルです。 粉、砂糖、塩、イースト菌、水分、油脂で生地は成り立っています。 作り方も単純です。 混ぜて、捏ねて、捏ねて、ひたすら捏ねて、時々叩きつけて、また捏ねる。 発酵させて、 形成して、又発酵させて、焼き上げます。 混ぜてから、焼きあがるのに実に3時間かかります。 3時間!! でも焼き立てのパンの美味しさを知ったら、苦ではなくなります。 食いしん坊の私にとって、焼き立てを食べる楽しみは絶対外せませんが 実は手作りならではのお楽しみがあるのです。 それは、発酵直後の生地の触感なのです。 まるで赤ちゃんの肌、赤ちゃんのお尻を触っているみたいなんです。 この触感は自動パン焼き器では味わえません。 そして、いつも思うのは、イースト菌の事。 イースト菌はパンを作るのに絶対必要なんですが、焼きあがったパンには跡形もないのです。 親はイースト菌に似ていると思います。 子供の成長には絶対欠かせないのに、子供が大人になったら影も形もなくなっているものなんです。 美味しそうに、ふっくら焼きあがったパンに、ちょっとだけ自分の子育てを重ねています。 私はイースト菌の役目を果たしたのかな~と。

( K. I. )

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