油田新聞_2019.04.02
先日、岩手県の海岸線、大船渡市の盛駅と久慈市の久慈駅を結ぶ三陸鉄道リアス線が
開通しました。第三セクター鉄道としては最長の163キロを結ぶ路線です。
三陸鉄道は、もともと宮古駅と久慈駅を結ぶ北リアス線と盛駅と釜石駅を結ぶ南リアス線と
別れていました。釜石と宮古の間は、JR山田線とJR東日本が所有していました。三陸鉄道
北南リアス線は、東日本大震災で被害を受けてから約5日後には一部区間で運転を再開、
そして、3年後には、北南リアス線、全線が開通しました。JR東日本が所有する釜石、
宮古間は、いろいろな事情があり復旧はされていませんでした。今回、三陸鉄道が釜石、
宮古間も所有することとなり、盛駅から久慈駅のリアス線が開通したのです。
赤字路線と言われていた北南リアス線。
復興もまだ道半ばの中、今年は、ラグビーワールドカップの会場として、新しく釜石市に
設立された「釜石鵜住居復興スタジアム」が使われます。これから多くの人が訪れると
思います。これを機に、復興がどんどん進んでいくことを願います。
( H. O. )