油田新聞_2019.09.03
突然降り出しては止んで、降っては止んでの雨にはちょっと困りますが、朝夕は少し涼しくなってきました。
墨田区(?東京?)で切子といったら、おそらく江戸切子を思い浮かべるかと思います。
ソラマチのすみだまち処にもきれいなグラスがたくさん並んでいます。
が、グラスの切子ではなく、灯籠の方、私の地元の南房総には房州切子というものがあります。
主に新盆のお家がお墓に持っていく、紙で作られた灯籠です。
先日、某テレビ番組が、南房総のぶらりだったので、なんとなく見ていたら房州切子の職人さんが映ってました。
一つ一つ手作りの切子ですが、なんとその方がただ一人伝統技術を受け継いでいる方と紹介されていました。もし
彼が数年前に先代の職人さんに弟子入りしていなかったら、館山には切子職人さんがいなくなっていたことに…
伝統を守るのも難しい…
ちなみに、房州伝統工芸、『房州うちわ』。これも日本三大うちわの一つなんだとか。
丸柄が特徴、丈夫な骨部分は一本の丸い女竹をそのまま細かく割いています。
こちらもすべて手作業、21工程あるので、工程ごとに分業で作られているらしいです。
うちわ作り体験も行われていますが、作ったことあったかな…
ない気がします。
伝統工芸にちょっとだけ興味が湧き、機会があったらやってみようかなと思った夏でした。
( M. S. )